5月8日、WordPressが5.2をリリースしました。
今回のアップデートはPHPエラーなどで起こってしまう『死のホワイトスクリーン』を防いでくれるリカバリーモードが特徴でしょうか。
ボクも実際にプラグインのアップデートを行った際に、次の瞬間から画面真っ白で何もできない状態になってしまった過去があります。
その時は、サーバーのFTP(ファイルマネージャー)から直接アップデートしたプラグインを削除することで解決しました。そのプラグインは怖くてもう入れていません。(当該プラグインは「ewww image optimizer」です)
現在使っているテーマやプラグインによって相性があるので、〇〇がいいや△△が悪いは一概に言えません。心配な人はその都度バックアップを取っておきましょうというのが定説でしたが、今回のアップデートでホワイトスクリーンは回避できるようなのでご安心を。
とは言っても絶対とは言い切れないところもあるのでバックアップは取るようにしましょう。
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WordPress 5.2へのアップデート
サイトを安全に保つ
WordPress 5.2ではさらに、設定問題や致命的なエラーを特定、修正するためのより強固なツールを提供しています。クライアントを手助けする開発者であれ、ご自分のサイトのみを管理する方であれ、これらのツールは必要なときに正しい情報を手に入れる助けになるでしょう。
ということです。
PHPエラーのプロテクション
>致命的なエラーを特定
PHPエラーなどの原因になるものを判断し、それを自動的に一時停止します。
そしてリカバリーモードへと移行して対処できるようにしてくれます。
原因がわかるのはいいですが、対処できない人もいます。そういった場合はプラグインなりの削除が必要になるでしょう。
主に開発者側にとってありがたい機能になるのかな。
サイトヘルスチェック
WordPress 5.1から導入された機能です。
保有サイトの良し悪しがわかるようになっていて、どこをどのように直せばいい状態になるのかを教えてくれるのでものすごく便利な機能になっていると言えます。
サイトヘルスチェックの機能については公式(WordPress.ORG)にて詳細が書かれているので参考にしてみて下さい。
これにより現在のサイトの改善点が明確になります。
サイトの状態一覧です。
以上があればステータスの方で表示されるようになっています。
その他のアップデート内容(ユーザー向け)
- アクセシビリティの向上
スクリーンリーダーやその他の支援技術を利用する方々のため、状況認識とキーボードナビゲーションのフローを改善するための多くの変更が連携して施されました。
- 新しいダッシュボードアイコン
Instagram、BuddyPress 用のアイコンセット、そしてグローバルな多様性を受け入れるための回転する地球を含む13個の新しいアイコンが備わりました。ダッシュボードで見つけてお楽しみください !
その他のアップデート内容(デベロッパー向け)
- PHPバージョンの引き上げ
- プライバシーのアップデート
- 新しいボディタグのフック
- JavaScriptのビルド
(開発者ではないのでここはよくわかりません)
公表されていないけど気になったところ
メディアページというか、メディアを追加する際の画面で『添付ファイルの詳細』が少し変化していました。
〈代替テキスト〉のところが上になっていました。そして『画像の意味を追加しましょう』の言葉が。
これは画像のalt属性に入るものですが、『Googleに画像がいったいなんなのかを認識させるための説明』と言ってもいいでしょう。
この画像がなくても代替となった意味を表示することで、読者にも伝わるように入れておくことがSEO対策としても得策となっています。
WordPressがこの代替テキスト(alt属性)を重要視してきたということはそういうことなので、普段代替テキストを入力していない人はちゃんと入力するようにしましょう。
キャプションとは少し違うので、使い方を間違えないように。
アップデートまとめ
以上がWordPress 5.2のアップデート内容でした。
今回のアップデート内容はサイト状態を良好に保つためのアップデートであったかなと感じます。
これは見に来る人にとっても大切なことなので、サイトヘルスチェックはたまに見るようにしておくことをオススメしておきます。